木芽月に考える「地力」を上げる方法

こんにちは。yorisou farm enの平井です。
このブログでは、自然農夫が畑作業をしていて感じたことや、自然農の考え方などについて
発信します。

初回のブログ発信からはや一ヶ月。
2024年も早くも2ヵ月が過ぎようとしていますね。
月日の速さに焦ってしまう自然農夫です。

いきなりですが、みなさんは2月の異名をいくつご存じでしょうか?





「如月(きさらぎ)」、「雪消月(ゆきさえつき)」、「木芽月(このめつき)」
など、たくさんありますね。
どの異名も、まだまだ寒い季節ではあるものの、その厳しい寒さのなかに小さな春を思い起こさせる名称になっています。
実際に、畑に出て作業をしていると春の足音は確実に感じます。畑では、カラスノエンドウやホトケノザ、ハコベなどの春草が
繁茂してきました。これらの野草がワッと生い茂る姿を見て、自然農夫としては安堵しています!
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「自然農」をベースに農業をしていると、同じ畑、ひいては同じ畝でも生えてくる草の種類は異なります。
あまり地力がない畑では、上記の野草よりもイネ科のものやアメリカフウロ、ギシギシなどが散見されます。
では、そのような場所の地力を上げるには、どのような手法があるでしょうか?

「補い」という観点では、他の場所から刈草を敷き、米ぬかをふっておく、畝間の土を上げる、などでしょうか。
中長期的には、マメ科などの作物を「緑肥」として栽培する、畑を休ませる、といったところ?

あまりにも作物がうまく育たない、といった場合だと、これらの方法で手を貸すこともありますが、
yorisou farm enが大切にしているのは「その場に生える草に命を全うしてもらう」ということ。
その場に生えてくる様々な草にも、その役割があり、その後の作物が育つ糧になっている、と思うからです。

自然農の世界では「個々別々であり一体」という言葉があります。
ひとつひとつ生えてくる草やそこにいる微生物や虫など、それぞれが別の命ではあるものの、大きく見ると一つの命、という見方です。
面白いですね~!この考えで畑を見渡してみると、「どう手を貸すのが最適か」というところにも気づくことができるような…!
実際に、畑作業の前に全体の観察をした結果、本来の作業内容じゃないことをやることも多々あります。

脱線してしまいましたが、肥料・農薬を使わない自然農においても地力を上げる方法はさまざま!
これからも、まずはその場の命を尊重し、よく観察することで手を貸すか否か、その方法を考える感じでいこうと
玉ねぎの草整理をしながら思いふける2月20日でした。

今月も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
また来月20日、更新しますね。

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